ブーツ選びでいちばん後悔しやすいのって、「板やバインを替えたのに、足元だけ噛み合ってない」状態だと思う。で、そこを一気に整えてくれるのが、thirtytwoのLASHED DOUBLE BOA。いわゆる“定番”なんだけど、定番ってことは理由がある。
25-26のLASHED DOUBLE BOAは、ミドルフレックス(公式スペックはMedium 6/10)で、しかもデュアルゾーンBOA。朝イチの硬めバーンでスピードを上げても足首が暴れにくいのに、昼の荒れたゲレンデや地形遊びで「硬すぎて動かない…」になりにくい、この塩梅がちょうど良かった。
ブランド概要/モデルの位置づけ
thirtytwoはブーツの“フィット感”に強いブランドで、ライダー目線の作り込みが濃い印象。LASHEDはその中でもフリースタイル、オールマウンテン寄りの中核シリーズで、扱いやすいフレックス帯を軸に「どこでも遊べる」を作ってくる立ち位置。
そのLASHEDを、締め分けしやすいデュアルゾーンBOAにしたのがLASHED DOUBLE BOA。レースのLASHEDより着脱と微調整がラクで、しかも“足首だけ・甲だけ”を狙って締め直せるのが強み。
結論:このモデルの“刺さるポイント”
- ミドルフレックスで、フリーランの安定感と遊びやすさのバランスが良い
- デュアルゾーンBOA(H4 Coiler)で、足首側と甲側の締まり具合を分けて追い込める
- Team Fitの方向性で、踵の収まりが作りやすく、ターン中の遅れが出にくい
- Performance Rubber Outsoleで、凍結、ハイクのトラクションまで安心感がある
- Snow Guard Tongue Coverで、春のシャバ雪や降雪日の水の侵入ストレスが減りやすい
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5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)
| 項目 | 評価(5点) | 根拠(1行) |
|---|---|---|
| グラトリ | 4.0 | ミドルフレックスでノーズ・テールの抜けが作りやすく、締め分けで足首可動も残せる |
| フリーラン | 4.2 | 6/10の支えと踵ホールドが効いて、硬いバーンでも荷重の芯がズレにくい |
| ジブ | 3.6 | 当て込みは安定するけど、超ソフト系ほどのルーズさは出にくい |
| パウダー | 3.4 | 足首側を締めて姿勢を保ちやすい一方、専用ディレクショナル系ブーツほどの後傾サポートは控えめ |
仕様・形状・テクノロジー
ここは事実パート。25-26のメンズLASHED DOUBLE BOA(例:BLACK/GUM)は、公式の製品情報で以下が押さえどころ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| フレックス | Medium 6/10 |
| フィット | Team |
| レース | Dual-Zone BOA Fit System(H4 Coiler) |
| アウトソール | Performance Rubber Outsole(グリップ重視のラバー系) |
| クッション | Evolution Foam Cushioning(反発と衝撃吸収のバランス) |
| タン | 3D Molded Tongue(フレックスのムラを抑えやすい) |
| 雪侵入対策 | Snow Guard Tongue Cover |
| ホールド | Team Internal Harness/Heel Hold Kit |
| シェル構造 | Articulated Cuff/Independent Eyestay/Performance Backstay/Protective Overmold |
| サイズ感 | 1:1 Lasting(True half sizes) |
| 国内流通サイズ例 | 25.0-30.0cm(ショップ表記ベース) |
個人的に効いたのは、Independent EyestayとArticulated Cuffの組み合わせ。締め上げたときにシェルが変に潰れにくくて、ターン中に“当たり”が一点に集中しづらい感触があった。

25-26「グラトリ向けブーツ」おすすめランキングへ
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ランキングTOP10+比較表を見る → (疲れにくい万能モデルを一挙紹介)使用感まとめ
まず一言で
「ほどよく支えて、ほどよく遊べる」ブーツ。迷ったらここ、がちゃんと成立するタイプだった。
ターン
朝イチの硬いバーンでスピードを出すと、ミドル6/10がちょうど効いてエッジ切り替えのときに足首が遅れにくい。足首側BOAを少しだけ強め、甲側は血流を止めない程度にすると、板の反応がシャキッと出やすいのに疲れが溜まりにくかった。
トリック
地形の壁当てやオーリーは、タンの“潰れ方”が素直で、踏み切りのタイミングを合わせやすい。グラトリ寄りで使うなら、足首側を締めすぎないのがコツで、可動域を残すとスタイルが作りやすかった。
パウダー/悪雪
午後の荒れ荒れや春のシャバ雪は、クッションとソールの安心感が効く。沈んで刺さるところで足元がブレても、踵が抜けにくいので修正が早い。深雪でがっつり滑るなら、足首側を締めて姿勢保持に寄せるとラクだった。
類似モデル比較(迷ったらここ)
| モデル | 似てる | 違う | どっち向き |
|---|---|---|---|
| thirtytwo TM-2 DOUBLE BOA | デュアルBOAで締め分けしやすい | TM-2の方が反応が速く、フリーラン寄りに寄せやすい(体感的に硬めに感じやすい) | スピード/カービング多めならTM-2、遊びも残したいならLASHED |
| thirtytwo STW DOUBLE BOA | BOAの利便性で着脱がラク | STWはよりソフトに感じやすく、サポート量は控えめ | 脚力に自信がなくても扱いやすいのはSTW、安定感の底上げならLASHED |
| thirtytwo LASHED(レース) | 基本キャラ(バランス型)は近い | レースは微調整に手間がある代わりに“締め感の作り込み”が好みでハマる | 手早さ最優先ならDOUBLE BOA、紐の締め味が好きならレース |
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- グラトリ+フリーラン中心で、地形やパークもついでに遊びたい中級者
- 「踵が浮く」を減らしたくて、締め分けでフィットを作りたい人
- 硬すぎるブーツで疲れたけど、ソフトすぎて不安なのも嫌な人
おすすめしない人
- 超ハイスピードのカービング一本で、もっと硬い反応を求める人
- ジブ専で“めちゃくちゃルーズ”な足首感を最優先したい人
- 幅広・甲高で当たりが出やすく、まずはワイド/別ラストを優先したい人(試着推奨)
まとめると、LASHED DOUBLE BOAは「迷ったらこれ」で終わらず、ちゃんと滑りの質を上げてくれる定番だった。締め分けで足元のズレを消すだけで、ターンもトリックも一段ラクになる感覚が出やすいので、ブーツ更新の一手としてかなり強い。