【スノーボード】グラトリのすすめ|板・ビンディング・ブーツおすすめ

グラトリ好きに向けた板の紹介。ボードの進化は目覚ましく、デザインだけで決めてしまうのはもったいない。本ブログでは特に板の性能が影響するグラトリ向けに、ボード・ビンディング・ブーツの特徴や最適な組合せを気ままに紹介する。

【25-26】 NOVEMBER「DESIRE」レビュー|評価・比較・おすすめは?フルキャンバーの切れ味で“高回転スピン”が気持ちいい、超軽量ハイエンドトリックボード

 

NOVEMBERのDESIREって、いわゆる“グラトリ板”の中でも別格に「回転が速い」側の気持ちよさがある。25-26はフルキャンバーの反発をしっかり感じるのに、スイングウエイトが軽くて、板の重さで技が遅れる感じがほぼ出なかった。

朝イチの硬いピステで、エッジを入れた瞬間にグッと噛んでくれるのに、抜けは軽い。午後に荒れてきても、板が暴れてラインが乱れるというより、足元で収まってくれる印象で「もう1本だけ回して帰ろう」が増えるタイプだった。

25-26「グラトリ×フリーラン」おすすめランキングへ

いま見ている NOVEMBER DESIRE が「何位で、どんな立ち位置か」比較表で一発確認できます。

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ブランド概要/モデルの位置づけ

NOVEMBERは国産らしい仕上げの良さと、クセの作り方が上手いブランドだと感じる。シリーズごとに狙いがはっきりしていて、同じ“トリック系”でも回転・弾き・乗せの比率が分かれているのが面白い。

DESIREはフラット、パーク寄りのハイエンド枠で、「高回転スピンを気持ちよく決める」方向に寄ったモデル。センターは動かしやすく、ノーズ/テールは反発が出やすいフレックス設計で、技の立ち上がりと着地の安定を両立させる立ち位置にいる。

結論:このモデルの“刺さるポイント”

  • フルキャンバーの反発が速いので、オーリーからの回転がキレやすい
  • スイングウエイトが軽いから、180→360→次の当て込みまでテンポが崩れにくい
  • FLASH GRIP SIDECUTの噛みで、踏切前の“ひと押し”が作りやすい
  • センター柔らかめ×先端強めのバランスで、乗せも弾きも両方いける
  • コンベックス系のソール仕上げが効いて、変な引っ掛かりが減って練習回数が増える

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5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)

項目 評価 根拠(1行)
グラトリ 4.5 / 5 高反発フルキャンバー×軽い振り抜きで、高回転スピンが作りやすい。
フリーラン 4.0 / 5 エッジグリップが強く、硬いバーンでもターンの芯が抜けにくい。
ジブ 3.5 / 5 ルーズさよりも反発とグリップが前に出るので、入りは丁寧さが欲しい。
パウダー 2.0 / 5 ツイン×フルキャンバーなので専用機ではなく、浅めを遊ぶくらいが得意。

仕様・形状・テクノロジー

NOVEMBER DESIRE

※画像は商品画像(クリックで楽天へ)

シェイプ:TWIN

形状:FULL CAMBER

フレックス:6.0(体感的には「センターが動いて、先端が返ってくる」タイプ)

狙いどころ(乗り味に直結する要素):FLASH GRIP SIDECUTで踏切前のエッジングが強く出やすい。足元にはA.P.A PLATE TYPE4(Duck plate)系の補強が入り、トーションの使いやすさと衝撃耐性のバランスが取りやすい。芯材はULTRA LIGHT FM2 COREで、回し技のテンポが作りやすい。

ソール:ISO 7500 GRAPHITE(ワックスの入りと走りの両立が嬉しい)

サイズ別スペック(25-26)

サイズ 有効エッジ(mm) ウエスト(mm) ノーズ/テール幅(mm) サイドカットR(m) 推奨スタンス(cm) 形状
138 1050 230 270 / 270 6.7-16.0-5.7-16.0-6.7 46 FULL CAMBER
142 1090 234 274 / 274 7.1-18.0-6.1-18.0-7.1 48 FULL CAMBER
146 1130 238 279 / 279 7.5-18.0-6.5-18.0-7.5 50 FULL CAMBER
147 1130 244 285 / 285 7.6-18.0-6.6-18.0-7.6 52 FULL CAMBER
150 1160 246 287 / 287 7.8-20.0-6.8-20.0-7.8 54 FULL CAMBER
152 1180 248 290 / 290 8.0-20.0-7.0-20.0-8.0 55 FULL CAMBER
154 1200 250 292 / 292 8.3-20.0-7.3-20.0-8.3 56 FULL CAMBER

使用感まとめ

まず一言で

「速く噛んで、速く返る」。回転のキレを上げたい日に効く板だった。

ターン

朝イチの硬いバーンで一番わかりやすいのが、エッジの入りの強さ。踏んだ分だけ噛むので、ターン前半のズレを抑えやすい。抜けも軽いから、ターンでスピードを整えて次のトリックへ繋ぐ流れが作りやすかった。ハイスピードでも腰砕けになりにくい一方で、ルーズに流したい日は少し“きっちりしすぎる”と感じる場面もある。

トリック

回し技が主役。オーリーの反発が速く、踏切で板が返ってくるので回転軸が立ちやすい。180-360は特にテンポが良くて、当て込みからの回転も「板が重くて遅れる」感じが少ない。プレスもできるけど、ダブルキャンバーみたいな“勝手に浮く”系ではなく、狙った位置にしっかり乗るほうが気持ちいい。

パウダー/悪雪

深雪を突っ込む用途より、荒れた午後のゲレンデで“踏切の足場”を作り続けるほうが得意に見えた。ボコボコでもエッジの芯が残りやすく、着地で流されにくい。春雪のモサモサは板が走るほどラクになるので、ワックスを入れておくと嬉しさが増える。

前年モデルからのアップデート

項目 25-26 24-25比
価格 税抜104,000円(税抜表記ベース) 税抜102,000円から上がった
サイズ展開 138/142/146/147/150/152/154 24-25にあった156が見当たらず、展開が絞られた
ソール表記 ISO 7500 GRAPHITE 24-25はISO 7505 GRAPHITE表記で、数字が変わった
構成コンセプト 高回転スピン寄りのハイエンド 大枠の方向性は近く、細部の味付け差が中心に見えた(仮説)

類似モデル比較(迷ったらここ)

モデル 似てる 違う どっち向き
DESIRE RS 軽さとスピン性能を上げる発想 よりノーリー/スピン特化の色が濃く、乗り味の尖りが出やすい 回転の伸びしろを最優先で取りにいくならRS、万能寄りにまとめるならDESIRE
DESIRE W 同じDESIRE系モールドでトリック志向 WはWINGROCKER系でルーズさと乗せやすさが出やすい 引っ掛かりを減らして乗せを増やすならW、噛みと反発でキレを出すならDESIRE
D4 ツインでグラトリ、ジブに対応 D4はよりソフト寄りで扱いやすく、反発の速さはDESIREが上に来やすい 気楽に上達・反復ならD4、ハイエンドの回転力を取りにいくならDESIRE

おすすめな人/おすすめしない人

おすすめな人

  • 高回転スピン(特に360以上)を「軽さと反発」で伸ばしたい中級者
  • 硬いバーンでも踏切でズレにくい“噛み”が欲しい
  • フラット、パークでテンポ良く技をつなげたい

おすすめしない人

  • とにかくルーズで引っ掛かりにくい板が好き(ダブルキャンバー系のほうが楽な日がある)
  • パウダー専用機の浮力や直進安定を最優先にしたい
  • 低速の乗せ系だけで成立させたい(踏切の反発を使うほうがこの板は気持ちいい)

まとめ:25-26のDESIREは、フルキャンバーの“噛み”と“返り”を、超軽量設計でトリックに直結させた一枚だった。回転のキレを上げたい人ほど、最初の数本で「これ、回りやすいな」と感じる瞬間が出やすい。