NOVEMBERのDESIREって、いわゆる“グラトリ板”の中でも別格に「回転が速い」側の気持ちよさがある。25-26はフルキャンバーの反発をしっかり感じるのに、スイングウエイトが軽くて、板の重さで技が遅れる感じがほぼ出なかった。
朝イチの硬いピステで、エッジを入れた瞬間にグッと噛んでくれるのに、抜けは軽い。午後に荒れてきても、板が暴れてラインが乱れるというより、足元で収まってくれる印象で「もう1本だけ回して帰ろう」が増えるタイプだった。
25-26「グラトリ×フリーラン」おすすめランキングへ
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ランキングTOP10+比較表を見る → (形状/硬さ/得意な滑りがまとまってます)ブランド概要/モデルの位置づけ
NOVEMBERは国産らしい仕上げの良さと、クセの作り方が上手いブランドだと感じる。シリーズごとに狙いがはっきりしていて、同じ“トリック系”でも回転・弾き・乗せの比率が分かれているのが面白い。
DESIREはフラット、パーク寄りのハイエンド枠で、「高回転スピンを気持ちよく決める」方向に寄ったモデル。センターは動かしやすく、ノーズ/テールは反発が出やすいフレックス設計で、技の立ち上がりと着地の安定を両立させる立ち位置にいる。
結論:このモデルの“刺さるポイント”
- フルキャンバーの反発が速いので、オーリーからの回転がキレやすい
- スイングウエイトが軽いから、180→360→次の当て込みまでテンポが崩れにくい
- FLASH GRIP SIDECUTの噛みで、踏切前の“ひと押し”が作りやすい
- センター柔らかめ×先端強めのバランスで、乗せも弾きも両方いける
- コンベックス系のソール仕上げが効いて、変な引っ掛かりが減って練習回数が増える
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5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)
| 項目 | 評価 | 根拠(1行) |
|---|---|---|
| グラトリ | 4.5 / 5 | 高反発フルキャンバー×軽い振り抜きで、高回転スピンが作りやすい。 |
| フリーラン | 4.0 / 5 | エッジグリップが強く、硬いバーンでもターンの芯が抜けにくい。 |
| ジブ | 3.5 / 5 | ルーズさよりも反発とグリップが前に出るので、入りは丁寧さが欲しい。 |
| パウダー | 2.0 / 5 | ツイン×フルキャンバーなので専用機ではなく、浅めを遊ぶくらいが得意。 |
仕様・形状・テクノロジー
シェイプ:TWIN
形状:FULL CAMBER
フレックス:6.0(体感的には「センターが動いて、先端が返ってくる」タイプ)
狙いどころ(乗り味に直結する要素):FLASH GRIP SIDECUTで踏切前のエッジングが強く出やすい。足元にはA.P.A PLATE TYPE4(Duck plate)系の補強が入り、トーションの使いやすさと衝撃耐性のバランスが取りやすい。芯材はULTRA LIGHT FM2 COREで、回し技のテンポが作りやすい。
ソール:ISO 7500 GRAPHITE(ワックスの入りと走りの両立が嬉しい)
サイズ別スペック(25-26)
| サイズ | 有効エッジ(mm) | ウエスト(mm) | ノーズ/テール幅(mm) | サイドカットR(m) | 推奨スタンス(cm) | 形状 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 138 | 1050 | 230 | 270 / 270 | 6.7-16.0-5.7-16.0-6.7 | 46 | FULL CAMBER |
| 142 | 1090 | 234 | 274 / 274 | 7.1-18.0-6.1-18.0-7.1 | 48 | FULL CAMBER |
| 146 | 1130 | 238 | 279 / 279 | 7.5-18.0-6.5-18.0-7.5 | 50 | FULL CAMBER |
| 147 | 1130 | 244 | 285 / 285 | 7.6-18.0-6.6-18.0-7.6 | 52 | FULL CAMBER |
| 150 | 1160 | 246 | 287 / 287 | 7.8-20.0-6.8-20.0-7.8 | 54 | FULL CAMBER |
| 152 | 1180 | 248 | 290 / 290 | 8.0-20.0-7.0-20.0-8.0 | 55 | FULL CAMBER |
| 154 | 1200 | 250 | 292 / 292 | 8.3-20.0-7.3-20.0-8.3 | 56 | FULL CAMBER |
使用感まとめ
まず一言で
「速く噛んで、速く返る」。回転のキレを上げたい日に効く板だった。
ターン
朝イチの硬いバーンで一番わかりやすいのが、エッジの入りの強さ。踏んだ分だけ噛むので、ターン前半のズレを抑えやすい。抜けも軽いから、ターンでスピードを整えて次のトリックへ繋ぐ流れが作りやすかった。ハイスピードでも腰砕けになりにくい一方で、ルーズに流したい日は少し“きっちりしすぎる”と感じる場面もある。
トリック
回し技が主役。オーリーの反発が速く、踏切で板が返ってくるので回転軸が立ちやすい。180-360は特にテンポが良くて、当て込みからの回転も「板が重くて遅れる」感じが少ない。プレスもできるけど、ダブルキャンバーみたいな“勝手に浮く”系ではなく、狙った位置にしっかり乗るほうが気持ちいい。
パウダー/悪雪
深雪を突っ込む用途より、荒れた午後のゲレンデで“踏切の足場”を作り続けるほうが得意に見えた。ボコボコでもエッジの芯が残りやすく、着地で流されにくい。春雪のモサモサは板が走るほどラクになるので、ワックスを入れておくと嬉しさが増える。
前年モデルからのアップデート
| 項目 | 25-26 | 24-25比 |
|---|---|---|
| 価格 | 税抜104,000円(税抜表記ベース) | 税抜102,000円から上がった |
| サイズ展開 | 138/142/146/147/150/152/154 | 24-25にあった156が見当たらず、展開が絞られた |
| ソール表記 | ISO 7500 GRAPHITE | 24-25はISO 7505 GRAPHITE表記で、数字が変わった |
| 構成コンセプト | 高回転スピン寄りのハイエンド | 大枠の方向性は近く、細部の味付け差が中心に見えた(仮説) |
類似モデル比較(迷ったらここ)
| モデル | 似てる | 違う | どっち向き |
|---|---|---|---|
| DESIRE RS | 軽さとスピン性能を上げる発想 | よりノーリー/スピン特化の色が濃く、乗り味の尖りが出やすい | 回転の伸びしろを最優先で取りにいくならRS、万能寄りにまとめるならDESIRE |
| DESIRE W | 同じDESIRE系モールドでトリック志向 | WはWINGROCKER系でルーズさと乗せやすさが出やすい | 引っ掛かりを減らして乗せを増やすならW、噛みと反発でキレを出すならDESIRE |
| D4 | ツインでグラトリ、ジブに対応 | D4はよりソフト寄りで扱いやすく、反発の速さはDESIREが上に来やすい | 気楽に上達・反復ならD4、ハイエンドの回転力を取りにいくならDESIRE |
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- 高回転スピン(特に360以上)を「軽さと反発」で伸ばしたい中級者
- 硬いバーンでも踏切でズレにくい“噛み”が欲しい
- フラット、パークでテンポ良く技をつなげたい
おすすめしない人
- とにかくルーズで引っ掛かりにくい板が好き(ダブルキャンバー系のほうが楽な日がある)
- パウダー専用機の浮力や直進安定を最優先にしたい
- 低速の乗せ系だけで成立させたい(踏切の反発を使うほうがこの板は気持ちいい)
まとめ:25-26のDESIREは、フルキャンバーの“噛み”と“返り”を、超軽量設計でトリックに直結させた一枚だった。回転のキレを上げたい人ほど、最初の数本で「これ、回りやすいな」と感じる瞬間が出やすい。