RT9って、名前だけで「結局これに戻るやつでしょ?」って空気があるんですよね。25-26はそこに“カービング寄りの強化”が入ってきて、硬い朝イチバーンでの安心感がさらに濃くなった印象です。
フルツインキャンバーの王道らしさはそのままに、スピードを上げたときのブレが減って、ターンの出口で板が前に出てくれる感じが気持ちいい。午後の荒れ気味バーンでも、嫌なバタつきが出にくいのが地味に助かりました。
25-26「グラトリ×フリーラン」おすすめランキングへ
いま見ている RICE28 RT9 が「何位で、どんな立ち位置か」比較表で一発確認できます。
ランキングTOP10+比較表を見る → (形状/硬さ/得意な滑りがまとまってます)ブランド概要/モデルの位置づけ
RICE28は国産(OGASAKA製のラインが中心)で、いわゆる“日本の雪・日本の斜面で気持ちよく扱えるフリースタイル”に寄せた作りが強いブランドです。RT系はその中でも「癖を消して、滑りの土台を作る」方向性がわかりやすいシリーズ。
RT9はRT系の中核で、フリーランの安定感と反発トリックの気持ちよさを両立させたい人に刺さるポジション。グラトリ専用機というより、ターンの質を上げながら、ついでに弾きもちゃんと欲しい人の“ど真ん中”だと感じました。
結論:このモデルの“刺さるポイント”
- フルツインキャンバーの素直な踏み心地で、ターンもトリックも迷いが減る
- 足下強化のグリップカービングプレートで、硬いバーンの食い込みが頼もしい
- スピードを上げても板が暴れにくく、午後の荒れにも粘る
- 弾きが出しやすく、オーリーの“抜け”が気持ちいい(踏み切りのタイミングが合わせやすい)
- ツインチップなのでスイッチの練習が日常に組み込みやすい
在庫チェックはここから:RICE28 RT9を楽天で見る
5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)
| 項目 | 評価(5点満点) | 根拠(1行) |
|---|---|---|
| グラトリ | 3.5 | 反発は気持ちいいが、ルーズさより“踏んで返す”方向で光る |
| フリーラン | 4.5 | ハイスピードでもエッジの安心感が強く、ターンの出口が伸びる |
| ジブ | 2.5 | ルーズに流すより、キレと反発を使う乗り方が得意 |
| パウダー | 2.5 | ツイン&キャンバーなので浮力は工夫が必要(速度と荷重で乗り切る) |
仕様・形状・テクノロジー
形状:ツインチップ/フルツインキャンバー
芯材:SUPER LIGHT CORE(軽さとバランスの取りやすさが狙いのコア)
足下プレート:グリップカービングプレート(カービングに寄せた反応性とエッジグリップ強化、振動吸収も狙うタイプ)
防振・反発:カーボンリボン(防振と反発の底上げ)
ソール:グラファイトソール(ワックスの入りと滑走性の底上げを狙う系)
エッジ:スティールエッジ
エッジ調整:マニュアルビベル(不要な引っかかりを減らしつつ、必要な時にグリップを出しやすい方向)
トーション:ミディアムトーション(高速安定と取り回しのバランス狙い)
サイズ展開:ショップ流通でよく見かけるのは148/151/154/157。メーカー側は148-158を2cm刻みで6レングス。
サイズ別スペック表
公表スペックの細かな数値(有効エッジ、ウエスト幅、サイドカットなど)は未確認です。購入前は、候補サイズの実測や公表値をショップで合わせるのが安心でした。
使用感まとめ
まず一言で:踏んだ分だけ返ってくる“素直な強さ”があって、スピード域が上がるほど安心できる板でした。
ターン
朝イチの硬めバーンで、エッジが抜けにくいのが一番わかりやすいです。板を立てた瞬間に「噛む」感じが出やすくて、そこからラインを太く描いても細く切っても対応してくれる。カービング中に板がバタつかないので、視線と肩の向きを落ち着かせやすかったです。
午後の荒れた斜面だと、足裏が忙しい板は一気に疲れるんですが、RT9は“板が勝手に暴れない”方向。もちろん乗り手が雑だと跳ねますが、芯を踏めた時の収まりがいいので、荒れでも攻める気持ちが残りました。
トリック
オーリーは気持ちいいタイプ。反発が出る分、踏み切りで板が沈んで戻るタイミングを作りやすく、抜けが前に伸びます。逆に、ルーズな板みたいに“置くだけで回る”というより、きれいに荷重移動を作るほど上手くなる感触でした。
パウダー/悪雪
パウダーはツイン&キャンバーなので、ノーズの勝手な浮きは期待しすぎない方がいいです。ただ、スピードをつけて板を走らせると、板の芯がしっかりしている分、バタつかずに抜けていく感じはありました。春雪や湿雪のストップ感は、ワックスとライン取りで差が出やすい印象です。
類似モデル比較(迷ったらここ)
| モデル | 似てるところ | 違うところ | どっち向き |
|---|---|---|---|
| RICE28 RT7 | 国産らしい素直さ/扱いやすさの方向性 | RT7の方が柔らかめで取り回し重視になりやすい | グラトリ比率高めならRT7、速度域を上げたいならRT9 |
| OGASAKA CT | ターンの土台作りに強い/日本のバーンで気持ちいい | CTはカービング軸がさらに濃く、トリックは目的次第 | ターンを最短で上達したいならCT、遊びも残すならRT9 |
| BC STREAM R-2 | カービング寄りで安定感が強い | R-2はよりテク系・カービング色が強く、板の主張も出やすい | 切れ味と深回り優先ならR-2、万能さ優先ならRT9 |
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- フリーランの速度域を上げつつ、オーリーや地形遊びも捨てたくない人
- 硬いバーンでエッジが抜けるのが怖くて、もっと安心感が欲しい人
- スイッチも含めて“基本をきれいに”滑りたい中級者から上級者
おすすめしない人
- とにかくルーズにプレスやバターをしたい(柔らかさ最優先)人
- ジブ中心で、板に引っかかりにくさとズラし性能を最優先したい人
- パウダー専用の浮力やテーパード形状を求めている人
RT9(25-26)は、フルツインキャンバーの王道感に“カービングの芯”がしっかり乗った一枚でした。気持ちよく踏んで、気持ちよく返ってきて、そのままターンの出口が伸びる。一本でシーズンを通して上達したいなら、かなり頼れる相棒になってくれるはずです。