RT8って、いわゆる“教科書っぽい万能機”の空気がありつつ、グラトリにもフリーランにも寄れるのが魅力だった。癖が少ないのに、技に入った瞬間だけ板がちゃんと反応してくれる。あの感覚が好きで、次も同じ系統を探してた。
で、25-26を追いかけると「RT8」の名前が表に出てこない。その代わりに、同じポジションを担うように見えたのがTP8だった。正直、最初は別物に見える。でもスペックを並べると“RT8の延長線”の匂いが濃い。だからこの記事は、RT8を探している人が迷わないように、RT8目線でTP8を語る。
25-26「グラトリ×フリーラン」おすすめランキングへ
いま見ている RICE28 RT8 が「何位で、どんな立ち位置か」比較表で一発確認できます。
ランキングTOP10+比較表を見る → (形状/硬さ/得意な滑りがまとまってます)ブランド概要/モデルの位置づけ
RICE28はフリースタイルを軸にした国産ブランドで、グラトリ文脈でも評価が高い。RT系はその中でも「癖が少なくて、幅広く遊べる」方向の中心にいる印象がある。
TP8は名前の通りピン系のシェイプ要素が入っていて、RT8の万能感に浮力と抜けを足したい人に刺さる立ち位置だと感じた。
結論:このモデルの“刺さるポイント”
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- RT8の万能感を残しつつ、パウダーでの安心感を底上げしたい人にハマる
- ノーズ/テールが長く、ウエストも少し太い。だから沈みにくさが出やすい
- 完全なパウダー専用ではなく、ゲレンデでターン→遊び→トリックまで1本で回したい日に強い
5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)
| 項目 | 点数(5点満点) | 根拠(1行) |
|---|---|---|
| グラトリ | 3.5 | 板を“しならせて戻す”遊びはしやすいが、形状は浮力/ターン寄り要素も強い |
| フリーラン | 4.5 | ピン系の輪郭とバランスで、ターンの安心感が出やすい |
| ジブ | 3.0 | 当てに行けるが、ジブ専用のルーズさ最優先ではない |
| パウダー | 4.5 | ノーズ/テール長と幅が効いて、沈み込みへの不安が減る |
仕様・形状・テクノロジー
まずは数字。ここを冷静に見ると、TP8がどこを狙っているかが見えてくる。
TP8(25-26)主要スペック(Men 151/154/157)
| サイズ | 有効エッジ | 接雪長 | ノーズ/ウエスト/テール | ノーズ長/テール長 | サイドカット | SB | スタンス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 151 | 112 | 107 | 28.7 / 25.0 / 28.7 | 22.0 / 22.0 | 800 | 1 | 46/50/54/58 |
| 154 | 114 | 109 | 28.9 / 25.2 / 28.9 | 22.5 / 22.5 | 825 | 1 | 49/53/57/61 |
| 157 | 117 | 112 | 29.0 / 25.4 / 29.0 | 22.5 / 22.5 | 900 | 1 | 50/54/58/62 |
RT8(24-25)との“見た目の差”が、乗り味にも出る
RT8(24-25)と比べると、TP8はノーズ/テールが明確に長い。ここが一番デカい。深雪で先端が刺さりそうな不安が減って、板の上に乗っていられる時間が伸びる感覚が出やすい。
ウエストも少し太い。たった数ミリだけど、ドラグの安心感と浮力の方向に効いてくる。RT8の“何でもできる”を崩さずに、雪が積もった日に強くしたい。狙いはそこだと感じた。
使用感まとめ
まず一言で言うと
RT8の万能感に、浮力と抜けの余裕が足された。この一言がいちばん近い。
ターン:安心感が増えて、入っていきやすい
板の先端が長いと、ターンのきっかけが“スッ”と出やすい。引っかけたくない場面でも、余計な緊張が減って、ラインを取りにいける感じがあった。RT8の素直さが好きな人ほど、この安心感は嬉しいと思う。
トリック:板が軽く動く“方向”が分かりやすい
グラトリで板をしならせるとき、板がどこで戻ってくるかが読みやすい。無理にこじらなくても“板が勝手に動いてくれる”感覚が出やすい。逆に、ルーズに当て続けるジブ専用機のような乗り味を求めると、そこは好みが分かれる。
パウダー:刺さりにくさが効いて、余裕が出る
ここが一番ハッキリ出る。沈み込みが怖い場面で、板が前に出てくれる感じがある。深雪の中で「今日はこれでいいや」になりやすい。パウダー専用のサーフライクとは違うけど、ゲレンデ用の一本としては十分“強い”と思った。
前年モデルからのアップデート(RT8 24-25 → TP8 25-26)
数値で見ると、方向性がさらに分かる。RT8のキャラを捨てた変化じゃない。同じ土台のまま、得意分野を広げた印象だった。
| サイズ | RT8 ノーズ/テール | TP8 ノーズ/テール | RT8 ウエスト | TP8 ウエスト | RT8 SB | TP8 SB |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 151 | 18.5 / 18.5 | 22.0 / 22.0 | 24.6 | 25.0 | 0 | 1 |
| 154 | 18.5 / 18.5 | 22.5 / 22.5 | 24.8 | 25.2 | 0 | 1 |
| 157 | 18.5 / 18.5 | 22.5 / 22.5 | 25.0 | 25.4 | 0 | 1 |
- ノーズ/テール長が大きく伸びた:浮力と刺さりにくさに直結
- ウエストが少し太くなった:ドラグ耐性+浮力の方向
- SBが0→1:ほんの少しだけ方向性が出て、パウダーの取り回しがラクになる
類似モデル比較(迷ったらここ)
| 比較対象 | 似ている点 | 違う点 | どっちが向く? |
|---|---|---|---|
| TP8(本記事) | 万能に遊べる土台 | 浮力と抜けの余裕が強い | フリーラン+トリック+地形+パウダーも欲張る |
| RT7 | オールラウンド志向 | より“ど真ん中”でバランス重視 | まずはRTの王道を1本で行きたい |
| RT6 | フリースタイル軸 | 低速でも板を動かしやすい | ジブ/グラトリ寄りで、ルーズに遊ぶ時間が長い |
| RT9 | 同じRTライン | 安定性と踏み応えが強い | スピード/踏み込み/高回転を優先する |
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- RT8の“何でもできる”が好きで、パウダーの日の余裕も欲しい
- ゲレンデでコンディションが変わっても、一本で回したい
- ターンだけじゃなく、地形とトリックも混ぜて遊びたい
おすすめしない人
- レール/ボックス中心で、もっとルーズに当てたい
- カービング専用機みたいな“ガチの切れ味”だけを求める
- 高速域の踏み応え最優先(RT9も一緒に検討したい)
RT8を探しているなら、25-26は“TP8”を一度見に行っていい。RT8の良さを残したまま、雪が積もった日の守備範囲が広がる。その変化は、数字にも乗り味にもちゃんと出ている。