RT7って、ゲレンデで「まずはこれ乗っとけば間違いない」枠に入ってる定番感があるんですが、RT7 LTDはその“定番”をちょっとだけ尖らせずに、使い勝手を増やしてくれる限定版だと感じました。特に25-26のRT7 LTDは「今日は硬いし、いつもより噛ませたい」「午後は荒れてきたから刺さりを減らしたい」みたいな気分の切り替えに寄り添ってくれるのが面白いです。
朝イチのカチッと締まったバーンでスピードを上げても、エッジの入りが作りやすくて怖さが減る。一方で、雪が緩んで板が引っかかりやすい時間帯は、当たり方をマイルドにして“抜けの良さ”を作っていける。RT7の素直さは残したまま、セッティングで遊べる幅が増えた感じでした。
25-26「グラトリ×フリーラン」おすすめランキングへ
いま見ている RICE28 RT7 LTD が「何位で、どんな立ち位置か」比較表で一発確認できます。
ランキングTOP10+比較表を見る → (形状/硬さ/得意な滑りがまとまってます)ブランド概要/モデルの位置づけ
RICE28は国産ボードの代表格で、「日本のバーンで気持ちよく曲がれて、フリースタイルも置いていかない」方向の作りが強いブランドです。乗り味が変にクセづかないので、フォーム作りやターンの上達に向き合いやすい印象があります。
RT7はその中でも“ど定番のミドルフレックス”として人気が厚いモデル。RT7 LTDはRT7をベースにした数量・サイズ限定のバリエーションで、サイズは151/154の2サイズに絞られています。ソール材がカーボングラファイト系に振られている点も、LTDらしいポイントだと思いました。
結論:このモデルの“刺さるポイント”
- Quick / Mildの「2つのノーズ」を使い分けて、その日の雪と気分に合わせやすい
- フルツインキャンバーの素直な踏み心地で、ターンの基本が崩れにくい
- フレックスパワープレートの足下補強で、踏んだ瞬間の反応が出やすい
- ポリエチレンリボンで、しなやかさを残しつつ反発が出やすい
- グラファイト系ソールで、季節をまたいで走りの安定感を狙える
- 151/154の2サイズ展開なので、迷いを減らして“合う長さ”に寄せやすい
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5点満点ランク(グラトリ/フリーラン/ジブ/パウダー)
| 項目 | 評価(5点満点) | 根拠(1行) |
|---|---|---|
| グラトリ | 3.5 | ルーズに遊ぶより、踏んで返す反発系が気持ちいい |
| フリーラン | 4.5 | 硬い雪でも入りが作りやすく、スピード域が上げやすい |
| ジブ | 2.5 | 当て込みや流しより、反発と抜けで整える乗り方が合う |
| パウダー | 2.5 | ツインキャンバーなので浮力は工夫が必要(速度と姿勢でカバー) |
仕様・形状・テクノロジー
形状:FULL TWIN CAMBER(ツインチップ/キャンバー)
コンセプト:オールラウンド×ラントリ(ターン性能に寄せたオールラウンド)
特徴:Quickノーズ/Mildノーズを使い分ける設計。前足側にどちらを設定するかで、ターンのきっかけの作りやすさや当たり方の雰囲気が変わるのが持ち味です。
PLATE(足下):フレックスパワープレート(足下の操作性と反発、補強とトーションコントロールを狙う方向)
REBBON(防振・反発):ポリエチレンリボン(しなやかさを残しつつ反発を出しやすい)
SOLE(滑走面):グラファイト系ソール(ワックスの入りと走りの底上げを狙うタイプ)
EDGE:スティールエッジ
BEVEL:マニュアルビベル(不要な引っかかりを減らしつつ、必要な時に噛ませやすい方向)
CENTER TORSION:ソフトトーション(PLUS CORE)
LTDについて:RT7の限定バリエーションで、サイズは151/154の2サイズ。ソールがカーボングラファイト系に変更されているのが特徴です。
サイズ別スペック表(メーカー表記)
| サイズ | 有効エッジ | 接雪長 | ノーズ幅 | ウエスト幅 | テール幅 | ノーズ長 | テール長 | サイドカット | SB | スタンス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 151 | 116 | 112 | 28.9 | 25.2 | 28.9 | 19.5 | 19.5 | 920/830 | 0 | 49/53/57/61 |
| 154 | 118 | 114 | 29.1 | 25.3 | 29.1 | 20 | 20 | 940/850 | 0 | 50/54/58/62 |
※数値の単位はメーカー表記に合わせています。サイドカットはデュアル寄りの設定に見えて、ターン中の“入り”と“抜け”のリズムを作りやすい印象につながります。
使用感まとめ
まず一言で:硬い朝と緩んだ午後で、板の当たり方を“合わせにいける”オールラウンドでした。
ターン
朝イチの締まったバーンだと、Quick寄りのノーズ設定がハマる感じがありました。ターンの入りで「板をどこから噛ませるか」が作りやすくて、スピードを上げても怖さが増えにくい。特にミドルターンからロングで、板が勝手に暴れずにラインが太く描けるのが気持ちいいです。
一方で、雪が緩んで引っかかりやすい時間帯は、Mild寄りにすると“刺さりの角”が丸くなったように感じて、荒れた斜面でも余計な減速が出にくかったです。もちろん万能魔法ではないけど、「今日はこう乗りたい」に合わせて微調整できるのは素直に嬉しいポイントでした。
トリック
反発は“踏んだ分だけ返ってくる”タイプで、オーリーの抜けが前に伸びやすい印象でした。板が軽く感じやすいので、地形でちょい当てして抜ける遊びもやりやすい。逆に、ゆるプレスを延々とやるより、エッジングと荷重移動をきれいに作るほど上手くなる板だと思います。
パウダー/悪雪
ツインキャンバーなので、パウダーで勝手に浮いてくれる感じは控えめです。ただ、板の走りと芯の収まりがあるので、浅めの新雪や春のザラ雪みたいな“抵抗が出やすい雪”でも、姿勢を整えて速度を保つと意外と抜けていきます。荒れた午後は、ノーズ設定とスタンスで疲労感が変わるのが実感しやすいはずです。
類似モデル比較(迷ったらここ)
| モデル | 似てるところ | 違うところ | どっち向き |
|---|---|---|---|
| RICE28 RT7(通常版) | RT7の素直な踏み心地/ターンとトリックの両立 | RT7 LTDは2サイズ限定で、ソールがカーボングラファイト系に振れている | サイズが合うならLTDで“走り”狙い、幅広く選ぶなら通常RT7 |
| RICE28 RT9 | 国産らしいコントロール性/フリーランの安心感 | RT9の方がスピード域の安定に寄りやすく、板の主張が一段強め | ターンで攻めたいならRT9、オールラウンドに遊びたいならRT7 LTD |
| OGASAKA CT | 日本のバーンでのターン作りに強い | CTはカービング軸がより濃く、トリックは目的次第で選びやすい | 最短でターンを固めたいならCT、遊びの幅も残すならRT7 LTD |
おすすめな人/おすすめしない人
おすすめな人
- 朝イチの硬いバーンも、午後の荒れ・緩みも、1本で合わせたい人
- フリーランの質を上げつつ、地形やオーリーで遊ぶ時間も大事にしたい人
- 151/154がドンピシャで、限定版の“走りの底上げ”に惹かれる人
おすすめしない人
- 超ソフトでルーズな板で、低速プレス中心に遊びたい人
- パウダー専用の浮力やテーパード形状を最優先したい人
- サイズを147-157あたりで細かく選びたい人(LTDは2サイズのみ)
RICE28 RT7 LTD(25-26)は、RT7の“定番の良さ”を残しながら、Quick/Mildのノーズ使い分けでコンディションに寄せていけるのが魅力でした。サイズがハマるなら、シーズンを通して出番が多くなるタイプ。ターンの土台を作りつつ、遊びも捨てない一本として、かなり強い選択肢だと思います。